【お知らせ】横浜市水道局が進める耐震化計画への、米Optimatics社のAI活用技術の試験導入について、記者発表を行いました。

2025/07/03

管路グループ 水道事業部 アイスピグ部は、当社が代理店契約を締結する米国Optimatics社(オプティマティクス社・以下OP社 )ソフトウエアの横浜市水道局への試験導入について、5月16日(金)横浜市庁舎にて記者発表を行いました。

当社 代表取締役社長 山口 乃理夫がOP社CEO ​Joshua Cantone 氏を伴って、横浜市水道事業管理者 水道局長 山岡 秀一 氏と面会、メディアの方々を前に意気込みを語りました。

試験導入されるのは、管路更新計画の最適化を支援する「AssetAdvanced™(アセットアドバンス)」と、管網解析 (※1)モデルを最適化する「Optimizer™(オプティマイザー)」です。

いずれも「AI遺伝的アルゴリズム」(※2) を活用するOP社の主力ソフトウエアで、「震災発生時の断水戸数の最小化」を目的とする同市の管路耐震化計画と、老朽管路更新計画の最適化に活用されます。

OP社によれば、これまで2つを組み合わせて使用された実績はなく、今回の横浜市の「併用」が世界初となります。

詳細については、こちらをご参照ください。

当日レポート

掲載記事 ※各社掲載許諾済み

 

山岡水道局長さまはじめ、ご協力くださった横浜市の皆さまに心より御礼を申し上げます。

 

————————————————————————————————————————-

【用語】
※1 管網解析(かんもうかいせき)
パイプ(管)のネットワーク内を水や空気がどう流れるかを計算し、流れ方や圧力を調べること。水道事業においては各家庭に水が届くまでに「どの管にどれだけの水が流れるか」「到達時の水勢(圧力)は十分か」「有事の際に断水せず供給できるか」などを事前に調査し、安全・効率的な水の流れを作るために用いられる

※2 AI遺伝的アルゴリズム(Genetic Algorithm)
生物の進化の考え方を使って、コンピュータが「より良い答え」を見つけていく方法。「速く走れる個体」や「よく見える目を持つ個体」が生き残って、次の世代にその特徴が伝わっていくように「良い特徴を持った解」だけを残して交配&進化させていく。世代を重ねるごとに、より優れた解が導き出される仕組み

————————————————————————————————————————-

関連記事:

「水道産業新聞」にAIを活用した管路更新計画策定技術「アセットアドバンス」導入の記事が公開されました | 東亜グラウト工業株式会社

「日本水道新聞」にAIを利用した管路更新計画「アセットアドバンス」サービス開始の記事が公開されました | 東亜グラウト工業株式会社

【メディア】「日本水道新聞」「水道産業新聞」に 水道管路AI技術連帯実証 の記事が掲載 | 東亜グラウト工業株式会社

本件に関するお問い合わせは 水道事業部 アイスピグ部 03-3355-1531 まで

page top▲