診断・調査

アステラ

概 要
衛星画像解析で対象範囲全域の漏水調査箇所の抽出を行う技術です。
衛星レーダーからL帯のマイクロ波を発信して撮影される画像を解析し、土壌と混ざった水道水または下水特有の反射特性を検出することで、半径100mの範囲で漏水疑い箇所を特定します。
音聴調査対象距離を平均1/10に絞り込んで現地作業を効率化し、目視発見の難しい地下漏水を含め、短期間での漏水発見の絶対数を最大化させます。現地調査の結果も、GPSと連動したスマートフォン等の通信端末から現場で入力でき、リアルタイムで事務所と共有できます。
劣化予測とは異なり、実際の土壌水分観測データを提供することができ、全域漏水調査を「効率的」かつ「経済的」に実施します。

用 途
  • 漏水調査の全域スクリーニング調査(現地音聴調査*範囲の絞り込み)
    *現地音聴調査は本サービスに含まれません。
特 徴
  • 全域調査の期間を短縮(対象範囲全域を約2カ月で解析)
  • 音聴調査作業の効率化・費用縮減(調査距離を平均1/10に絞り込み)
  • 地下漏水を早期に発見(有効率低下・二次災害対策)
  • 現地調査のIT化(GIS管路データ・通信端末を活用)
  • 管路更新計画の最適化(調査結果を管路診断の基礎資料に利活用)
人工衛星イメージ(提供:Canva)
人工衛星から水道管の漏水を検知するしくみ
  • 解析結果のイメージ(漏水可能性のある配管部をハイライト表示)
  • 解析結果表示アプリのイメージ

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スマートボール工法

概 要
自由遊泳型管路調査工に用います。
センサーおよび記録装置が内蔵されたボールを圧力管内に入れ、水流に沿って移動させ、漏水箇所やガスポケットを検知・記録する技術です。スマートボールは水流に従って管内を転がりながら管内情報を収集、ボール回収後に取得したデータを解析することで漏水箇所の特定や漏水量の推定を行います。

用 途
  • 不断水にて調査が必要な管路の調査
  • 地上や管外ノイズの影響が懸念される管路の調査
  • 開削が不可能な車道下や建物下での調査
  • 水管橋や伏せ越し部、垂直管を含む管路を一度に調査したい場合
  • 漏水だけでなくガスポケットも調査したい場合
特 徴
  • 一度の調査で複数個所の漏水検知が可能であり、最大20kmまで調査可能です。
  • 不断水での調査が可能です。
  • 地上や管外のノイズの影響を受けにくく、微細な漏水まで検知可能です。
  • 今まで困難であった車道下や建築物の下も調査可能です。
  • 水管橋・サイフォン等の垂直管も流速約0.5m/秒以上であれば移動可能です。
  • 模擬漏水試験を行うことで漏水量も推定します。

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TV カメラ調査システム

概 要
TVカメラで管内に生じたクラックや破損箇所、取付管部の不良箇所を調査する工法です。
管路を更生する前の事前調査をTVカメラ調査で行うことより、管内の段差、たわみ、表面クラックを見つけることができ、適切な工法の選択が可能となります。

適用管種:
鉄筋コンクリ―ト管、陶管、塩ビ管、FRPM管、鋼管、ポリエチレン管
適用管径:
Ø150 ~、施工延長:100m程度まで
用 途
  • 小口径管路内の外観調査
  • 管路の老朽化診断
  • 管路更生の施工前および施工後の記録
  • 管理台帳との不整合の確認
特 徴
  • 管内の状況を録画することができるため資料作成が容易です。
  • 機械は現地にて組み立て式のためメンテ・保管・運搬が容易です。
  • 機械による調査のため、精度の高いデータを得ることができます。
  • 遠隔操作にて調査を行なうことができます。

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