耐震対策

マグマロック工法(Ø800 ~Ø3500)

概 要
耐震性を有しない既設管きょや、既設を短時間に耐震構造にする目的で開発された非開削耐震化工法です。
既設管きょと管きょの差込み継手が耐震検証の結果、耐震基準を満足できないような場合、マグマロックを施工・設置することにより、レベル2地震動で発生する水平方向や、屈曲による抜け出しに対して水密性能を維持できる耐震化工法です。
3分割ステンレススリーブと固定金具方式を組み合わせることにより、既設の中・大口径管きょを、レベル2地震動に耐える耐震構造に改善します。 ※管径Ø3100以上は4分割

用 途
  • 管きょと管きょの継手部(円形管)の耐震化
特 徴
  • 既設管きょ継手部の耐震化を図り、止水性能に優れる:耐震性を有しない既設管きょを、レベル2地震動に耐える耐震構造に改善します。
  • 耐久性に優れる:工場生産のステンレススリーブとゴムスリーブは品質が安定しており、長期の耐久性があります。
  • 施工性に優れる:3、4分割のステンレススリーブは、大断面であってもマンホール口環口600mmからの材料搬入を容易にし、固定金具を挿入することにより強固な一体リングを形成するので、短時間に確実な施工ができます。
  • 流水状態で施工が可能である:3、4分割のステンレススリーブと固定金具による固定方式は、流水状態であっても管径の25%以内(Ø1650以上は最大水位400mm)、流速が1.0m/秒以内であれば、水替工をすることなく確実な施工ができます。
  • 追跡調査が容易である:ステンレススリーブには認識番号が刻印されているので、施工後の追跡調査(トレーサビリティー)が容易にできます。

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マグマロック工法mini・NGJ(Ø200 ~Ø700)

概 要
管径Ø700以下を対象に耐震性を有しない「既設管きょとマンホールが接続する管口部」の耐震化を目的に開発した非開削の耐震化工法です。
マンホールと管きょの接続部が可とう性を有する構造となっていない既設管路施設の場合、当該の接続部は半剛結の状態であることから、地震時に大きな荷重を受けた際この部分に円周方向のひび割れや破損等の被害が集中することで知られています。
本工法は、本管とマンホールの接続部に予め誘導目地(切削溝)を設け、ミニマグマを設置し、ここに地震時の応力を集中させ、誘導目地にひび割れを誘導することで、接続部の損傷を防止する工法です。
誘導目地に沿ってひび割れが発生した箇所には、予め取り付けたミニマグマが管内への地下水や土砂の流入を防止します。
また、施工時には既設管きょが流水状態であっても、水深が管径の25%以内、流速が1.0m/秒以内であれば確実に設置出来る、マンホールと管きょの接続部を対象とした耐震化工法です。

用 途
  • マンホールと管きょの接続部(円形管)の耐震化
特 徴
  • 管径Ø700以下の既設管きょとマンホールの接続部を耐震構造に改善します。
  • 誘導目地の設置作業をはじめ、マンホール内で全ての作業が行えるので、地上での作業はありません。
  • 誘導目地は、管の厚さの一部を残して切り込むため、施工時に地下水や土砂の浸入はありません。
  • 管内が流水状態であっても、短時間に確実な施工ができます。
  • インバートの取壊しや、地盤改良等の補助工法の必要がありません。
  • 遠隔施工装置による推進管(立坑坑口部)の耐震化が可能です。
    (管口から最大5.0m)

■遠隔施工装置の施工イメージ図

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マグマロック工法NGJ(Ø800 ~Ø3000)

概 要
マンホールと管きょ接続部の耐震化として開発されたマグマロック工法NGJは、レベル2地震動による抜け出しにも耐える水密性能を発揮する耐震化工法です。
本工法は、本管とマンホールの接続部に予め誘導目地(切削溝)を設けマグマロックを設置し、ここに地震時の応力を集中させ、誘導目地にひび割れを誘導することで、接続部の損傷を防止する工法です。
誘導目地に沿ってひび割れが発生した箇所には、予め取り付けたマグマロックが管内への地下水や土砂の流入を防止します。
また、施工時には既設管きょが流水状態であっても、水深が管径の25%以内(Ø1650以上は最大水位400mm)、流速が1.0m/秒以内であれば確実に設置出来る、マンホールと管きょの接続部を対象とした耐震化工法です。

用 途
  • マンホールと管きょの接続部(円形管)の耐震化
特 徴
  • 耐震性能を有しない管きょとマンホール接続部を耐震構造に改善します。
  • 中・大口径の管きょでも、Ø600のマンホール口環口から全ての資機材が搬入でき、全作業が管内で施工できます。
  • 誘導目地の設置作業は、管の厚さの一部を残して切り込むため、施工時に地下水や土砂の流入がありません。
  • 管内が流水状態であっても、短時間に確実な施工ができます。

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